オランダ マーストリヒトはどんな街?観光おすすめ6選・行き方
オランダで最も古い街というとどこでしょうか?
それは、マーストリヒト。
街としての起源は紀元前50年にまで遡り、古代ローマ人がオランダで初めて居住した地区であると言われています。
オランダの現地人からも「一押し」される人気の街で、ヨーロッパ諸国はもちろん、世界中からの観光客も訪れています。
世界一美しい本屋があるのも、マーストリヒト。この本屋を訪れるためにマーストリヒトに来る観光客もたくさんいます。
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このブログ記事では:
- オランダのマーストリヒト観光おすすめ
- オランダのマーストリヒト行き方
について書いてみたいと思います。それでは、始めてみましょう!
目次
オランダ ・マーストリヒト
マーストリヒトは、オランダ南東端部、リンブルフ州の基礎自治体です。州都であり、マース川沿いの河港都市。
ドイツとベルギーの国境線にも近く、EUに関する条約であるマーストリヒト条約はこの基礎自治体で締結されたことでも知られています。
⬇️地図上で、赤いピンがマーストリヒトです。
ローマ帝国が、帝国内各地より”ゲルマニア”の州都ケルンに繋がる道を造った後、ローマ人が住み着くようになりました。
マーストリヒト(オランダ語: Maastricht)という街の名称は、街の中央を流れる「マース川(オランダ語:Maas)が通過する地点」(Trajectum ad Mosam)というラテン語からの由来とされています。
なるほど、古代ローマ時代の影響を受けた街なのですね。
オランダのマーストリヒト観光おすすめ
マーストリヒト市街地中心部は
- マース川西岸の旧市街
- 東岸のウィック(Wyck)地区:マーストリヒト駅はウィック地区の東端にあります。
- ウイック地区の南のセラミック(Céramique)地区
の3つの地区に分けられます。
聖ピーターの聖ピーターの洞窟(Fort St. Pieter)
マーストリヒトのほぼ最南端に聖ピーターの砦はあります。
オランダ マーストリヒトでは外せない観光スポットの1つで、数マイルに及ぶトンネルの地下には聖ピーターの洞窟(St. Pieterberg caves)が国境を超えて存在しています。
聖ピーターの丘は、石灰岩からできています。鉱夫たちは1000年ほど前から、石灰岩は優れた建築材料として使うため、聖ピーターの丘を掘り始めました。
そのため、80キロメートルを超えるユニークな地下通路が出来上がりました。この洞窟はガイドツアーでのみ見学できます。
聖ピーターの砦⬇️は、18世紀初頭に、軍事的な目的で聖ピーターの丘に築かれました。この砦によってマーストリヒトの人々は町をフランスから守りました付設のレストランでお食事やドリンクを楽しめます。
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洞窟ツアーでは、数世紀をかけて人々が掘った洞窟を見学できます。巨大なドームやゴシック建築の通路を見ると歴史の流れを感じることでしょう。
この洞窟は戦時中やマーストリヒトが包囲されたときに避難場所として使われていました。
所要時間は1時間程。洞窟内の気温は約10°Cと涼しいので、暖かい上着を持って入りましょう。
名称 | Fort Sint Pieter Maastricht Underground |
住所 | Luikerweg 71 Maastricht |
ウェブ | 公式サイト |
営業時間 | 月曜〜金曜日:12:00~12:30
土日:12:00~14:00 |
マーストリヒトのクルーズ
マース川のクルーズで、水上からマーストリヒト楽しむこともできます。
レーデライ・スティップハウト社(Rederij Stiphout)が各種クルーズを催行しています。
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もしマーストリヒトを初めて訪れるのであれば、市の中心地を眺めることができて、マーストリヒトがどのような街であるか、感覚的につかみやすいと思います。
各種パッケージツアーが出ていますが、市内徒歩観光や洞窟ツアーなど、マーストリヒト市内の観光との組み合わせも可能。
ゆっくり船旅を楽しみたい場合は、「4-Sluizentocht (4つの水門クルーズ)」が最適です。リンブルグ州の様々な歴史的名所や自然の風景を見ながら、ランチを楽しむことができます。
名称 | レーデライ・スティップハウト社(Rederij Stiphout) |
住所 | Maaspromenade 58, 6211 HS Maastricht, The Netherlands |
ウェブ | 公式サイト |
営業時間 | 9:00 a.m. – 5:00 p.m. |
フライトホフ広場ミュージアム
旧市街中心の広場であるフライトホフ広場(Vrijthof)にある、フライトホフ広場ミュージアム(Museum aan het Vrijthof)。
ここは、16世紀のスペイン政府の公館として建てられ、1519年から1550年にかけてカレル5世がマーストリヒトに滞在した時に使われました。
昔のスペイン政府公館の部屋は、当時の様子を再現した家具が配置されています。家具・大型ピストル・銀燭台・時計・ガラス製品・磁器に至るまで、多様な展示物を鑑賞できます。
中庭には、カレル5世とその妻イザベラ・フォン・ポルトゥガルの肖像を彫ったメダリオンがあります。
「メイド・イン・マーストリヒトの500年」という常設展示で、マーストリヒト市の文化・歴史について学ぶことができます。
名称 | フライトホフ広場ミュージアム(Museum aan het Vrijthof) |
住所 | Vrijthof 18 NL-6211 LD Maastricht |
電話番号 | +31(0)43 321 13 27 |
ウェブ | 公式サイト |
営業時間 | ミュージアムは月曜日を除く毎日、午前10時から午後6時まで開館 |
ボネファンテン・ミュージアム
マーストリヒトの「ボネファンテン・ミュージアム」は、1200年から1600年の美しく印象的な芸術から、モダン、コンテンポラリーの作品まで、幅広いコレクションを保有しています。
16世紀から17世紀の、ブリューゲル、ファンダイク、ルーベンスなどの巨匠たちの作品 も展示されています。
名称 | ボネファンテン・ミュージアム(Bonnefanten Museum)
https://www.bonnefanten.nl/nl/ |
住所 | Avenue Ceramique 250, 6221 KX Maastricht |
電話番号 | +31 43 329 0190 |
ウェブ | 公式サイト |
営業時間 | ミュージアムは月曜日を除く毎日、午前11時から午後5時まで開館 |
オランダ マーストリヒト 温泉
ちょっと郊外になりますが、マーストリヒトから電車で30分ほどの所に、ファルケンブルグ(Valkenburg )という温泉町があります。ファルケンブルグ駅はオランダ最古の駅舎。
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温泉といっても、日本の感覚とは違って、水着着用の上で楽しむ、温泉プールみたいなスパ(テルメ)があります。たくさんのホテルやレストランあり、カジノや温泉施設もあります。村全体が小さな保養施設のような雰囲気があります。
この街は、ツールドフランスで、過去に通過点や最終ゴール地点に選ばれています。 サイクリング・ハイキング・ドライブで古城めぐりを楽しむ拠点の街でもあります。
その温泉町で、4つ星のテルメ 2000(Thermae 2000)という豪華なスパ&ウェルネスセンターがあります。ミシュランガイドでも推奨されている温泉施設付ホテル。
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スイミングプール、おしゃれなレストランを併設しています。
ホテルでは曜日によって、サウナとプールには水着デーとノー水着デーあり。
– 火曜:水着を着用する日
– 木曜:水着を着用しない日
– 毎月第1週および第3週の週末:水着を着用する日
– 毎週金曜:17:00以降は水着を着用
レストランPureでは、バスローブを着たままで、ビュッフェ式朝食を楽しめます。
名称 | テルメ 2000(Thermae 2000) |
住所 | Kuurpark Cauberg 25-27, Valkenburg |
ウェブ | 公式サイト |
アクセス | ファルケンブルグ城、有名なベルベットの洞窟まで徒歩わずか約10分です。 |
設備 | 無料Wi-Fi
空港送迎なし 日本人スタッフなし マッサージや美容トリートメントあり(スクラブ、フェイシャルなど) |
マーストリヒトのウォーキングツアー
マーストリヒトの観光をするなら、やはり徒歩が一番。
ローマ時代の遺跡、川沿いの景色、教会の尖塔など歴史溢れる街並みを堪能できます。
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「マーストリヒトの建築様式は、まるでドイツを彷彿とさせる」というのを聞いたことがあります。市内ウォーキングツアーでは、旧市街の中でも最も美しい場所を巡ります。
城壁、公園、イェーケルヴァルティア、そしてフライトホフなど、マーストリヒトの多くの見所を、1時間半〜2時間くらいかけて通過します。
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マーストリヒトの観光案内所⬇️に行けば、現地で市内ウォーキングツアーを申し込むことができます。
”要塞ウォーク”というツアーもあって、旧市街の城壁(13〜14世紀に構築された二重の城壁の一部が旧市街の南側などに残存している)を周ります。中世都市の名残と、軍事的由来を持つ一部の建物を見学できます。
名称 | City Sights Maastricht(マーストリヒト・シティ・サイト) |
住所 | Onze Lieve Vrouweplein, 6211 HD Maastricht |
電話番号 | +31(0)6 50608769 |
ウェブ | 公式サイト |
見どころ一杯のマーストリヒトです。
マーストリヒト 行き方
マーストリヒトには、オランダ国内でアムステルダム=>マーストリヒトに行く方法と、ベルギー・リェ〜ジュ=>マーストリヒトに行く方法が、お値段もお手頃で時短になります。
オランダ鉄道(NS)を使い、アムステルダム=>マーストリヒト
黄色と青が特徴的なオランダ最大の鉄道。
アムステルダム~マーストリヒト区間の平均所要時間は 2h28分です。
アムステルダム駅の初電時刻は06:07で、終電時刻は22:37です。アムステルダム~マーストリヒト区間は1日平均31便、およそ45分間隔で運行されています。
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出発駅 | Amsterdam cs (Stationsplein 15 1012 AB Amsterdam) |
到着 | Maastricht (Stationsplein 28-29 6221 Maastricht) |
ベルギー国鉄(NMBS、またはSNCB)を使い、ベルギー・リェージュ=>マーストリヒト
ベルギー国鉄は、マーストリヒトからベルギー方面に向かう電車を運営しています。マーストリヒト〜リエージュ(Liège-Guillemins)区間とそれ以降のベルギー国内を走ります。
リエージュからマーストリヒトまでは、一番早い列車で32分かかります。
ちなみにNMBSはフランス語表記、SNCBはオランダ語表記です。
最後に
マーストリヒトはベルギーやドイツといった国々と国境を接しているため、街の雰囲気は、オランダの街並みとは一味違います。
周辺の国々(ベルギー・ドイツ)が融合されたような独特な街並みを楽しめます。
オランダ観光に、マーストリヒトは絶対に外せない街なのです。
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本日の猫。 桃ニャン。
本日のインスタ写真。
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